アスベストと建築物
アスベストは、石綿(いしわた/せいめん)とも言われる鉱山で採掘される繊維状鉱物の総称です。
天然の鉱山で採掘されるケイ酸塩を主成分とする繊維状の鉱物で、耐熱性、保温性、防火・防音などに優れ、加工も簡単で安価なことから、工業製品をはじめ、建材などにも多く使われてきました。
建物では、鉄筋・鉄骨構造のビル、工場やマンション、公共の施設や学校にまで、非常に幅広く大量に使われており、日本の高度成長と建設ラッシュを支えてきたものです。
然しながら、アスベストは、その繊維が極めて細いため、アスベストそのものに有害性はないものの、大気中に飛散した後、人間が吸い込み、体内に蓄積されることへの有害性が問題となり始めました。
吹き付けアスベストは、昭和50年に原則的に使用禁止となり、段階的に利用の制限がなされ、平成元年にはアスベスト含有のロックウール吹き付けが禁止となりました。現在は、アスベスト飛散の恐れがある建材そのものの利用が禁止されていますが、アスベストは、昭和50年代初頭まで、非常に多く使用されており、まさしく、その当時に建設された建物が、築40~50年以上経ち、建て替えなどの解体時期を迎えているのです。
平成に入り、更にアスベストの健康被害などが多く報告され、平成17年に、「アスベスト問題に係る総合対策」、アスベスト問題に関する関係閣僚による会合決定し、本格的に国を挙げてのアスベスト問題に関する対策が講じられてきたのです。
アスベストの除去を必要とする建物の解体は、これからピークを迎えることになり、健康面の問題だけに留まらず、環境へも十分に配慮をした解体工事が求められている、日本にとっての大きな課題となっているのです。
私たち、キヨカは、古い建物に含まれるアスベストやダイオキシンなどといった有害物質の除去とともに建物解体を行う専門の会社です。
アスベストをはじめとした有害物質の危険性を熟知し、周辺環境へも配慮をしながら、しっかりとした除去作業をおこない、地域の安心・安全のため、そして、未来に向けた環境を保全することを第一義として業務に取り組んでいます。
◆アスベスト除去を伴う解体工事◆
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